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県議会報告

令和4年度2月定例会 予算特別委員会(文化スポーツ部)(令和5年3月10日(金))

2023.04.08

1 県有スポーツ施設の整備計画について

(1)県営スポーツ施設の整備・更新について

県営スポーツ施設の整備・更新について、如何に。

【スポーツ振興課総括課長答弁実績】
 県営体育館などの県営スポーツ施設は、多くが昭和45年の国体に合わせて整備されたものであり、全体的に老朽化が進行している。
 このため、県では、令和3年2月に、令和2年度から6年度までを期間とする「岩手県文化スポーツ部所管公共施設個別計画」を策定し、県営体育館や県営屋内温水プールなど7施設については、計画的な修繕・改修を行っている。
 この個別施設計画に基づき、利用者の安全を第一に、必要性や緊急性を考慮しながら計画的に維持修繕や改修を進めており、今年度は、県営運動公園と県営体育館の自動火災報知機設備工事などを行い、令和5年度は、県営屋内温水プールの外壁改修工事や勤労身体障がい者体育館の屋上防水改修工事などの予算計上をしているところ。
 また、令和5年度においては、施設のあり方も検討する。

いわて盛岡ボールパークの整備は、一つの競技場整備にとどまらず、地域づくりの拠点となるものと考えるが、所感は。

【スポーツ振興課総括課長答弁実績】
 いわて盛岡ボールパークは、野球だけではなく、多目的にかつ老若男女問わず使える身近な施設として整備したもの。スポーツ施設は、人々を「ワクワク」させるものである必要があると考えており、そういう視点も加えて、今後の整備に活かしていきたい。

(2)市町村の意向確認とヒアリングの状況について

整備や維持管理を含めて、共同で行う必要があると考える。

【スポーツ振興課総括課長答弁実績】
 県では、これまで定期的に市町村のスポーツ施設調査を行い、改修が必要な施設や今後の整備予定等について、個別に確認するなど、今後の連携の方策も含め、日頃から意見交換を行っている。
 また、毎年度、市町村から県に対して寄せられる要望を踏まえ、個別の対応も行っているところであり、今後においてもヒアリングを行うなど、しっかりと意思の疎通を図り、市町村の意向を確認していく。

(3)スポーツ医・科学サポートの拠点整備について

スポーツ医・科学サポートの拠点整備は、如何か。

【スポーツ振興課総括課長答弁実績】
 県では、これまで、スポーツ医・科学の知見に基づく県民の健康づくりや競技力向上について、県営スケート場内に体力測定や実技講習を行うスペースを確保し、測定結果に基づくトレーニングメニューの提供やスポーツ栄養、メンタル等に関する研修等を実施しているところ。
 また、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格を持つ専門員等を配置するとともに、岩手県体育協会が設置しているスポーツ医・科学委員会と連携し、スポーツドクター、スポーツ栄養士、大学関係者等の協力をいただきながら、県民の健康づくりに係る講習会への講師派遣のほか、選手強化のためのトレーニング指導やこれまで養成したいわてアスレティックトレーナーの現場での効果的な活用など、ソフト面での様々な取組を進めており、県民の健康増進や国内外の大会における本県出身選手の活躍につながっていると認識している。
 このことから、当面は、現行の取組の充実・強化を図り、事業効果を高めていきながら、スポーツ医・科学サポート拠点のあり方についても、検討していく考え。