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県議会報告

平成28年2月定例会 予算特別委員会(環境生活部) (平成28年3月10日(木))

2016.03.11

1 いわて青少年育成プラン推進事業等

【臼澤勉委員】
 私からは、1点お伺いいたします。
いわて青少年育成プラン推進事業、それから、いわて若者活躍支援事業につきまして、リーダーの育成とネットワーク構築の必要性の観点からお伺いいたします。
 当該事業については、いわて希望塾あるいは交流の輪を広げるきっかけづくりを通じて、地域づくりを担う人材育成に取り組んでいると認識してございます。過去に、青年の船とか少年の船あるいは女性の船であったりシルバーの船というさまざまないわゆる船事業というものがありまして、私もいろいろな方々とお会いすると、各界のリーダーと言われる方々が船事業を経験されて、多様なネットワークを築いて活躍されているという現実がございます。
この船事業は、まさに一瞬の出会いを一生の出会いに変える効果があると私は感じてございます。青年の船事業は平成6年まで行われておりました。その後、国際交流の視点から、海外セミナーの海外派遣事業とかにかわっていったと私は記憶していますが、この事業成果と廃止理由についてお伺いいたします。

【中里青少年・男女共同参画課長】
 岩手青年の船事業についてでございますが、今、委員からお話がありましたとおり、青年の船事業につきましては、昭和55年度から平成6年度まで実施されております。平成7年度から平成10年度までは船と航空機を併用したいわて青年海外セミナー事業、平成11年度から平成16年度まではいわて青年海外派遣事業として実施されたところでございます。
これらの事業は、地域活動リーダーの育成等を目的に実施されまして、成果としましては、参加青年の友情と連帯感を培うとともに、国際的視野が拡大されたこと、事業終了後、団員たちによる地域活動が実践されてきたことであったと考えております。
 一方で、参加者の意識の変化や国際化の進展などによりまして年々参加者が減少してきたということがあったようで、青少年を取り巻く環境が変化してきたこと、そして、事業の実施に多額の費用を要したということ。船事業につきましては、最終年度1億6、200万円の事業費が予算として計上されておったようですけれども、そのようなことを考慮したところで廃止されたと認識しております。

【臼澤勉委員】
 この事業は右肩上がりの時代に行われていた事業でございますが、一方で、今、人口減少時代に突入して環境が大きく変わってきておりまして、この船事業等が持つ意義が大分異なってきていると私は感じてございます。特にも、各地域におけるリーダーの育成、それからネットワークの構築の必要、さらには、人生のパートナーを築くような、そういう多様な効果が生まれる可能性を秘めている事業ではないかと思います。
 事業費のお話をされましたけれども、参加者からの費用負担、県は船を借りる事業費のみを負担しながら、そこら辺の運営の仕方はさまざま検討の余地はあると思うのですけれども、今後、いわて希望塾のような地域づくりを、そういう人材研修のようなものをこの船事業で開催するとか、あるいは、復興計画が終わる最終年に新たに船出するようなタイミングで2年後、3年後に準備を進めて新たな船事業を企画、検討する余地はあるものかどうか御所見をお伺いします。

【中里青少年・男女共同参画課長】
 今、委員から御紹介をいただきましたいわて希望塾ですが、いわて希望塾につきましては、中学2年生を対象として、全県から120名程度の参加者を募って、平成27年度につきましては、山田町の陸中海岸青少年の家を会場に2泊3日の研修をしております。復興の現場で学習するコース別学習なども行いまして、知事にもいらしていただいて講話を行って、中学生と知事が活発な意見交換を行っております。ここには青年サポーターも18名参加しまして、青年の人材育成にも役立った事業と考えております。
このほか、県では、先ほど委員からも御紹介をいただきましたが、次世代を担う青少年の育成に向けて、青少年の活動の場の提供、交流の促進を目的としまして平成18年度にアイーナに青少年活動交流センターを設置しまして、青少年の地域活動に対する支援を行っております。また、平成25年度からは、若者文化祭ですとか若者会議を開催するとともに、平成26年度からは、若者グループに対する補助事業ですとかポータルサイトの運営などによりまして、若者の活躍に向けた支援も行っているところでございます。
 船事業につきましては、多額の費用がかかることもさることながら、船となりますとある程度の期間が必要になるということで、廃止された際にも、参加者の減少、あとは参加者を出す企業からも、期間が長いとなかなか出せないというような御意見もあったと認識しておりまして、なかなか難しいのではないかと考えております。

【臼澤勉委員】
 先ほども言いましたとおり、私は、大きく時代環境は変わっているという感覚を薄々感じてございます。再度そこら辺の印象を確認していただきたいと思います。今々じゃなくていいのですけれども、そういった可能性をぜひ検討していただきたいと思います。
 最後に、部長にお伺いしたいのですけれども、私は、知事演述で述べられておりましたキーワードは、つながりの力を一層高めていくというフレーズにあると思います。この船事業といいますか、ぜひこのつながりを、青少年あるいはこれからを担う人材の育成のためのマッチングが本当に求められていると思います。ぜひ部長から最後に御所見をお伺いして終わります。

【根子環境生活部長】
 今、つながりの力のお話が出ました。東日本大震災津波発災以来、さまざまなところとのつながりというのを岩手県としても感じているところでございまして、非常に大事なことだと思っております。
 船事業との関連でお話をいただきましたけれども、先ほど課長が答弁したように、やはり今の若い人たちがこの事業に対してどう考えているかというのが一つありますし、それから、企業、事業所がどう考えるかが大きなポイントですし、さらに費用の問題もございますけれども、そこがポイントだと思います。
 今どういう形で進めるかという話もあるのですけれども、そういったところを何らかの形で意見を聞いてみる機会があればということで、その辺を工夫してみたいと思っております。
 改めて、つながりの力というのは非常に重要ですので、そういったことについてさまざまな面で取り組みを進めてまいりたいと考えております。