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県議会報告
令和7年度9月定例会 決算特別委員会(文化スポーツ部)(令和7年10月17日(金))
2025.11.28
1 スポーツ医・科学センター について
(1) マニフェストの受け止め について
任期期間中にスポーツ医・科学センターを建設する、というマニフェストの受け止めについて伺う。
【答弁者:文化スポーツ部長】
マニフェストプラス39には、「スポーツ医・科学センターを建設する」という記載がございます。整備、建設等言葉の意図するところは執行部としてはなかなかお答えできる立場にはございませんが、スポーツ医・科学センターにつきましては、昨年取りまとめた「県営スポーツ施設のあり方に関する報告書」におきまして、本県におけるスポーツ医・科学の拠点として整備することが望ましいこと、またその整備に当たっては、県営体育館の集約化と併せた検討をすること、という方向性がございましたので、こちらを踏まえまして、現在有識者からスポーツ医・科学センターの持つべき役割ですとか、機能の検討を進めているところでございます。
(2) 県営体育施設の整備・ 統合の進捗状況について
県営体育施設(県営体育館等)の整備・統合の進捗状況を示せ。
【答弁者:スポーツ振興課総括課長】
現在「県営スポーツ施設のあり方に関する報告書」において一定の方向性をお示ししたところであります。それぞれ施設ごとに進めている状況でございまして、県営体育館につきましては競技団体にアンケート調査をしたり、他県の先進事例等をベンチマークしていく、というような状況でございます。
あり方懇談会においてどのような意見が出ているか伺う。 また、施設のゴール、目標使用年数を示せ。
【答弁者:スポーツ振興課総括課長】
懇談会の意見につきまして、現在は基本的には施設の整備というわけではなくどういった施設の機能が必要かという点について重点的にご意見を頂戴している状況でございまして、そのコンセプトとしております競技力向上の拠点ということと県民の健康づくりというところを、どういうふうなあり方をしていくかでありますとか、1箇所のセンターでどうやって広い県土をカバーしていくのかでありますとか、支援対象者をどうしていくのかといった、スポーツ医・科学センターの機能のあるべき姿ということについて、2回の懇談会の中で、様々なご意見を頂戴したところでございます。
体育館の整備の目標という点につきましては、今段階、検討についたばかりということで明確なものは持ち合わせていないところでございますが、しっかりとただいまのようなご指摘を踏まえまして、 目標というのを定めてスケジュール感を持って、取り組んでまいりたいというふうに思います。
他県の事例の調査結果と、必要な機能規模についてどのように検討しているのか示せ。
【答弁者:スポーツ振興課総括課長】
他県のベンチマークということで、職員が行って見てきたりというのも当然ですけれども、さまざまな聞き取りであるとか、日頃からアンテナを高くして、他県のアリーナ整備について情報を収集しているというような状況でございます。県として今後の進むべき道、規模感、財源について必要になってくるところではございますけれども、現在では検討の方は初期の段階ということで、そこまで進捗していないというようなところでございます。
秋田県の事例について、建設概算経費や財源等を示せ。
【答弁者:スポーツ振興課総括課長】
大変恐れ入りますが、現在この場では秋田県の状況は把握しておりません。
(3) 知事への報告内容・指示 について
任期期間中にスポーツ医・科学センターは建設できるのか。また、知事は報告を受けてどのような指示をしたか。
【答弁者:文化スポーツ部長】
まず、知事に対する報告等についてですが、知事には、「県営スポーツ施設のあり方に関する報告書」につきまして、取りまとめ過程において、随時報告し、取りまとめていますし、スポーツ医・科学センターにつきましては、適宜、部の施策の推進方針等の報告の中で、現状や方向性等の報告を行っており、その方向性について、了解をいただき、進めているものです。
最初の質問の、知事の今任期期間中に建物ができるのかという質問の趣旨だと思いますが、マニフェストに掲げる個々の項目の進捗や業績をどう判断するかというところは、執行部としてなかなかお答えできないということを前提として申し上げさせていただきますが、質問の趣旨をあくまで知事の今任期中にセンターが建物として完成することができるのかと捉えますと、通常、こういう施設、箱モノの整備に当たりましては、基本構想から実施設計、さらに工事と数年を要しますので、現状として任期中に建物自体が完成してものになるということはタイムスケジュール的に難しいものと理解しています。
(4) 設計・工期・財源の見通 しについて
基本設計、実施設計、工期の見通し(事業費、財源を含む)を示せ。
【答弁者:スポーツ振興課総括課長】
スポーツ医・科学センターにつきましては、懇談会を行い様々なご意見を頂戴しているところでございます。 一方、あり方報告書で取りまとめをしておりますが、県営体育館、勤労身体障がい者体育館の集約化と合わせて整備する方向も検討すると示しております。現在、それぞれ検討しているところでありますが、それが一つに溶け込んで一つの方向になるのかというところについても現在検討しているところでございます。 引き続き今後のスケジュールと事業規模、それに伴う財源について、現在はお示しできる状況にはありませんが、丁寧な検討と関係者との意見交換をしてまいります。
(5) スポーツ医・科学センタ ー整備の進捗状況について
従事するスタッフについてどのような検討がなされているのか問う。
【答弁者:スポーツ振興課総括課長】
多様な内部の機能、人員配置等も含めてこれまでに2回行ってきた有識者懇談会の中で構成員の皆様から活発なご意見をいただいているところです。そういった意見をふまえて今後決めていくということで、現在のところで想定しているものはありません。